ダイアタッチフィルム接着剤は、基板上に均一なボンドラインの形成が容易なため、特定の電子機器製造用途に対応できます。電子機器 の小型化・高性能化に伴い、薄く速硬化対応で、限られたスペースにも対応できるダイアタッチフィルム用接着剤のニーズが高まっています。ヘンケルのダイアタッチフィルム接着剤はエレクトロニクス産業においてリードフレームおよびワイヤボンディング半導体パッケージの課題に対応します。   

ヘンケルのLOCTITE® ABLESTIK® 導電ダイアタッチフィルム(CDAF)と非導電ダイアタッチフィルム(nCDAF)は、顧客がボンドラインがコントロールされた製品を設計を可能にするうえで重要な役割を実現します。ヘンケルのダイアタッチフィルム接着剤はボンドラインの厚みを均一に保つ。ペースト状の接着剤を使用する際に一般的に見られるダイアタッチフィレットを小さくできる点で優れています。ヘンケルのダイアタッチフィルム接着剤は硬化が速く、速硬化接着を必要とする用途に対応する。

ダイアタッチフィルム接着剤の製品ラインナップ詳細についてお問い合わせください。

ダイアタッチフィルム接着剤の種類

LOCTITE® (ロックタイト)ABLESTIK® (エイブルスティック)はダイアタッチフィルムや関連する材料に関して実績あるブランドです。ヘンケル製品ラインナップは、高品質IC用 材料の需要の高まりに合わせて、エレクトロニクス生産が直面する課題に対応します。ディスペンス装置を必要としない薄ダイアタッチ接着剤の需要に応えるため、導電と非導電のダイアタッチフィルムの両方製品を揃えています。

導電性ダイアタッチフィルム (CDAF)

LOCTITE® (ロックタイト)ABLESTIK® (エイブルスティック)導電ダイアタッチフィルム (CDAF) は、非導電ダイアタッチフィルムと同様に、フィレットのコントロール、ボンドラインのコントロール、チップ傾きの抑制、ダイアタッチフィレットの最小化による設計の自由度の向上などの工程上の利点を、ワイヤボンディングICパッケージメーカーに提供します。更なるさ小型でより高性能機器への需要に対し、ヘンケルの CDAF 材料は継続して製品の進化させています。 

ヘンケルは、導電ダイアタッチフィルム (CDAF) を開発し、半導体市場に導入した最初の企業です。この革新は画期的な市場開発で、より高性能でコスト効率の高いワイヤボンディングICパッケージデザインを実現する重要な技術として、半導体業界から注目されました。実際その結果、多くの半導体パッケージのスペシャリストが、ヘンケルのCDAFの利点を活用して、新しい、より良いパッケージデザインを実現しています。

LOCTITE® ABLESTIK® CDF100 はヘンケルの CDAF の第一世代材料で、当社はそれ以降、第二世代ではプレカットおよびダイシングテープ材料を開発し、リードフレームやラミネートパッケージのさまざまな需要に対応する導電フィルムのラインナップを広げました。各材料は、ダイシングダイアタッチ特性、さまざまな熱的・電気的性能、コスト競争力など、異なる特性や特徴を有する。いずれも従来のダイアタッチペーストと比較して、フィルムベースの材料による利点を提供しています。小型パッケージの設計ではタイトなキープアウトゾーンに、ディスペンスペーストと比べてコントロールされたフローが必要だが、これはヘンケルの高信頼性導電性ダイアタッチフィルムにより解決できます。  パッケージフットプリントの縮小、ワイヤーボンド接続の短縮、信号速度の高速化、トータルでのローコストを容易に実現するヘンケルの 2-in-1 導電ダイアタッチフィルムは、リードフレームやラミネートパッケージの様々な用途の要求を満たします。  

さらに小型され高性能機器への需要に対し、ヘンケルの CDAF 材料は製品の進化をサポートし続けます。

市場トレンド ダイアタッチペーストの限界 ヘンケルのCDAFソリューション
ダイとパッドサイズ比(1.0に近い)を最大限化し小型化されたパッケージ フィレットやブリードは、ダイまわりに最小限のキープアウトゾーンを必要とし、結果ダイパッドのサイズを大きくさせる フィレットもブリードもないので、ダイパッドのサイズの最小化を実現
SiP (LGA/PBGA)のような高密度マルチチップパッケージ ダイパッドサイズが大きいと、パッケージに入るチップを少なくする チップとダイパッドの間のクリアランスが小さくできるため、パッケージにより多くのチップを搭載可能となる
チップが薄いため、パッケージもより薄くなる チップが薄い場合、不均一な高さのフィレットは這い上がりを発生させる フィレットまたは這い上がりがないので、薄チップのハンドルが容易になる
ボンドラインが薄いため、パッケージもより薄くなる 小チップの場合、ボンドラインのコントロールが困難であり、チップ傾きを発生させる 均一で安定した薄いボンドライン
より速いシグナルスピード 長い配線はシグナルスピードを妨害する 短配線はシグナルスピードを速くする
材料によるトータルコストの低減 大ダイパッドに付随する 余分なAuワイヤ、 リードフレーム、EMCのコスト より少ないAuワイヤ、 リードフレーム、EMCの使用によるコスト削減
効率的なプロセスによるトータルコストの低減 様々なチップサイズに対する塗布パターンの最適化は困難 ( 10mm x 10mm以上に対して0.2mm) 幅広いチップサイズに対応したプリカットフォーマットでディスペンス不要

非導電ダイアタッチフィルム

非導電ダイアタッチフィルムを使用することで、メモリデバイスなどに使用される次世代のワイヤボンディングパッケージにおいて、チップと基板、チップとチップの高強度接着に必要な、薄く均一なボンドライン、高信頼性ハンドリング、適応性の高いプロセスを実現。ヘンケルの非導電ダイアタッチフィルムは、様々なデバイス構造に対応するフィルムオーバーワイヤ (FoW) とフィルムオーバーダイ (FoD) を含む広範な材料で、様々な厚さ要件、硬化メカニズム、ワイヤとリードフレームの互換性、複数のダイサイズ、低反り対策に対応。

非導電ダイアタッチフィルムは、ダイシングテープとダイアタッチフィルムを組み合わせて1つの製品:ダイシングダイアタッチフィルム (DDF) にしたものである。ヘンケルのDDFにより、薄チッププロセスを使用するパッケージ担当者は、ウェハー安定性の向上、ボンドラインのコントロール、チップ傾きの解決、ディスペンスプロセスがないことなどにより、設計の自由度を高めることがでる。ダイシングダイアタッチフィルムは、テープとフィルム材料ソリューションを必要とする新しいウェハープロセスに不可欠である。

ダイアタッチフィルム接着剤の全ラインについての詳細は、ヘンケルにお問い合わせください。

インダストリアル用途

ヘンケルのダイアタッチフィルム接着剤はさまざま分野で使用され、お客様は高水準なリードフレームパッケージ および半導体製品を製造することができる。ヘンケルは他の材料ソリューションと共に高品質ダイアタッチフィルムを提供する。様々な分野をご覧ください。

オートモーティブ

自動車産業では、ダッシュボードディスプレイや ADASシステムの半導体パッケージの製造など、多くの用途でダイアタッチフィルム接着剤が必要とされている。自動車向けのソリューションについての詳細は、当社のオートモーティブインダストリーセクションをご覧ください。

エレクトロニクス

エレクトロニクス技術の急速な進歩に伴い、製造現場では信頼できるダイアタッチフィルム材料のサプライヤーが求められている。特定の製品ソリューションについては当社の エレクトロニクスのページをご覧ください。

テレコミュニケーション

ダイアタッチフィルム接着剤は通信と5G システムに不可欠な幾つもの電子製品にとって重要である。通信業界向けの接着剤や熱マネジメントソリューションについては、テレコミュニケーションインダストリー のページをご覧ください。

その他の資料

ヘンケルのダイアタッチフィルム接着剤とその用途の詳細については、以下のPDFをダウンロードしてご覧ください。

カタログ:Conductive Die Attach Film

カタログ:Wirebond Packaging

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