カリフォルニア州アーバイン - ヘンケルは、非常に高い信頼性が要求される用途向けに設計された、高性能アッセンブリーフィルムの開発を発表しました。LOCTITE ABLESTIK® CF 3366は、高い熱伝導性と導電性を提供し、堅牢な熱マネジメントに向けて優れた放熱能力を提供するエポキシベースの銀フィラーフィルム接着剤です。他の市販のアッセンブリーフィルムよりも極めて信頼性が高いこの新しいヘンケル材料は、今日の電子部品の小型化傾向や、ますます増え続ける電力密度への要件、および高い動作温度環境に対応するために設計されました。
「この10年間で、電子部品は小型化されてより複雑化し、機能も向上しました」と、ヘンケルのグローバルマーケット部門の防衛および航空宇宙担当のマネージャーであるDoug Katzeは述べています。「よく認知されているコンシューマーおよび携帯端末市場だけでなく、航空宇宙や自動車市場などの分野でも基板全体で小型化が進んでおり、過酷な環境の限界を更に押し広げています。当社の新しいアッセンブリーフィルムではこの点が考慮されており、非常に高い温度下でも、接着性能を発揮します。」
ヘンケルのLOCTITE ABLESTIK CF 3366は、熱的性能の低い材料によく見られる一般的な欠点を克服するように配合されています。他の工業用フィルムとの比較試験を実施したところ、室温下ではLOCTITE ABLESTIK CF 3366と比較対象のフィルムの両方で良好な接着強度が示されました。両方の材料をより高い動作温度にさらしたところ、比較対象のフィルムはその接着強度の75%をも失いましたが、LOCTITE ABLESTIK CF 3366は175℃もの高温下でも本来の接着強度を維持し続けました。極端な条件に直面する用途では、LOCTITE ABLESTIK CF 3366の場合、上昇する温度に長期間さらされている間でも強力な接着強度を提供することで、信頼できるRFグランドプレーン性能を促進します。
新しいヘンケルのアッセンブリーフィルムは、125℃という低温硬化能力を発揮し、均一な接着、コントロールされた厚みと空隙のないボンド部を提供します。LOCTITE ABLESTIK CF 3366は、ほぼすべてのアッセンブリー寸法に対応するように非常に複雑な形状やパターンにカスタムカットすることができ、必要に応じて正確な量の接着剤を提供します。熱ペーストと比較すると、アッセンブリーフィルムは、よりクリーンで持続可能な、そして低コストで扱いやすい溶剤となります。
「ヘンケルの新しいアッセンブリーフィルムは、航空機や無人航空機(UAV)、通信、サイバーセキュリティ・インフラストラクチャ、あるいはアッセンブリーが高温環境にさらされるあらゆる場所など、高信頼性を求められる用途に最適です」とKatzeはまとめています。「LOCTITE ABLESTIK CF 3366は、ミッションクリティカルなアプリケーションを必要とするメーカーに、性能と安心を提供します。」
詳細はヘンケルフィルム状接着剤をご覧ください。